WebのPDCAとは? 【オンライン事務代行アウトソーシング・サービス 『ジム楽』ブログ】
オンライン事務代行アウトソーシング・サポート「ジム楽」のハカセです。
今回は「WebのPDCA」についてお話しします。
ビジネスに携わっていると、「PDCA」という言葉を聞くことが多いと思いますが、実はWebサイト運営においても欠かすことが出来ない大切なことになります。
今回はPDCAの基本的な意味や、実践の仕方について解説していきます。
Table of Contents
そもそもPDCAとは?
PDCAとは
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)
の頭文字をとった言葉で、「PDCAサイクルを回す」というような言い方をします。
これは様々な事業活動の効率的な進め方を表していて、現在のビジネスシーンにおいては一般的で、幅広く使われています。
事業活動において、この4つのプロセスを順番に実施することによって事業活動がより効率的になるものとされています。
Plan(計画)
まず、目標を設定し、目標を達成するための仮説を立てます。
そして、その仮説に基づいて計画を立てます。
ここで出てくるのが、「KGl」と「KPl」という言葉です。
「KGI(Key Goal Indicator)」とは、最終的な目標やゴールとなるものを設定するときに使う指標となります。
「半年後に、運営しているサイトから2000人の申し込みがあるようにする」
というように、出来るだけ具体的な数字を入れて設定することが大切です。
「KPl(key performance indicator)」とはKGl達成までの各プロセスや施策の達成度を計測するときに設定します。ゴール達成までのプロセスごとの目標という訳です。
KGIと同様に、具体的な数字を設定することがポイントです。
目標が決まったら仮説を立てます。
例えば、「広告を打って集客を増やせばサイト訪問者も増え、申込者も増えるだろう」という仮説を立て、この仮説に基づいて施策を検討します。
Do (実行)
立てた計画に基づいて、施策を実行します。
計画をしっかりと意識して実行し、きちんと記録を残すことがポイントです。
成果や施策の実行にかかった時間を数字で記録しておきましょう。
このデータが後のプロセスで必要となるのです。
「Googleアナリティクス」などアクセス解析ツールを使用して以下のような項目をしっかり記録しておきましょう。
・訪問者がサイトにたどり着いた経路
・1日当たりのアクセス数
・検索キーワード
・1日の中で、一番アクセスが多い時間帯
・各ページのアクセス数
・訪問者の属性
・プロモーションの効果
Check (評価)
実際に実行した施策が、Planで設定した目標やゴールを達成できているかを検証します。
記録した数字を参照に、どのような施策を実行したら、以下の項目にどのような変化が生じたのかを分析します。
・アクセスの変化と原因を分析
・訪問者の関心が高いコンテンツを分析
・年齢、性別、職業に関連した情報など、訪問者の属性を分析
・プロモーションの効果を分析
例えば、広告を打った結果、アクセス数は大きく伸びたが申し込みには至っていない、という分析が出来たら、サイト内の申し込みへの誘導に問題がある可能性がある、など次に改善するべき問題点が浮き彫りになってきます。
無料の便利なアクセスログ解析ツールやサイト診断ツールがありますので利用してみましょう。
効率よく分析を行う事が出来ます。
Action (改善)
評価をもとに改善策を考えます。
サイトに訪問した人を申し込みに結びつけるにはどんな施策が考えられるでしょうか。
申し込みフォームなど、サイトデザインやランディングページを変えたり、商品の価格を変えたり、と様々な施策がありますよね。
前回の施策は継続するのか、変更を加えるのかなども検討していきましょう。
Plan (2週目)
再びPlanに戻り、目標設定をして計画を立てます。
このように、Actionで終わらずに再びPDCAを繰り返していきます。
このため、「PDCAサイクル」と呼ばれているのです。
このサイクルを何度も何度も繰り返すことで、目標にどんどん近づいて行ったり、新たな課題を発見することが出来る訳です。
計画は実現可能なものにすることが大切です。
達成が困難な計画だと実行に時間がかかってしまい、PDCAを1周するのも大変です。
PDCAサイクルは素早く何回も回すことがポイントです。
いかがでしたか?
今回は「PDCAサイクル」に関してお話ししました。
Webサイト運営では、訪問者やページ閲覧数などを客観的に数字で見る事が出来ますので、PDCAを使って分析・改善を行う事は必須といってもいいでしょう。
ポイントをしっかり押さえて繰り返していけば、成果やゴールが達成できる確率がこれまでよりもずっと高くなります。早速、実行していきましょう。
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