ビジネスで使っているパソコンを安全に捨ててますか? 【オンライン事務代行アウトソーシング・サービス 『ジム楽』ブログ】
オンライン事務代行アウトソーシング『ジム楽』のハカセです。
今回は、あなたがビジネスで使っているパソコンを買い替えて古いパソコンを廃棄する時に必要な情報をお伝えします。
Table of Contents
1.パソコンの廃棄についての法律の扱い
PC・パソコンは、法律(資源有効利用促進法)でリサイクルが義務付けられる対象となっています。経済産業省 資源有効利用促進法
http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/admin_info/law/02/
そのため、粗大ゴミや不燃ゴミとして捨てることができません。
2.PCパソコンを捨てる前に
(1)PCのデータの移行
PCパソコンを捨てるとなると、まずすべき事項はPCデータ移行とPCデータ消去です。必要なPCデータは記憶媒体やクラウド・サービスなどを利用してバックアップを取るべきです。
(2)PCのデータ消去
PCパソコンのハードディスクにはあなたが仕事で使った重要な情報がすべて記憶されています。貴重な顧客の情報や自社の営業上の重要なノウハウ等が入っています。
PCパソコンが壊れて起動しないような場合、また、初期化を行ったケースでもデータが完全に消去されいるように見えますが、ある程度のITに関する知識があればデータ復旧ツールなどを使って貴重なデータを復元すること事が可能です。
大切なビジネスのデータを残したままPCパソコンを廃棄すると、悪意のある他者に利用されてしまうリスクがあります。そのため、PCデータの完全な消去はビジネス・リスクをコントロールする観点からは必須となります。
3.PCデータの消去の方法
PCデータを消去する手法としては、下記があります。
・データ消去ソフトを使って消去
・ハードディスクを取り出して物理的に破壊
・プロの専門業者に料金を支払って消去を依頼
(1)データ消去ソフト
データ消去のソフトは、初めからパソコンにインストールされている場合もあります。もしインストールされていなければ、専用のソフトを購入して、または、フリー・ソフトをダウンロードしたうえで、自身でデータを消去することも可能です。ただし、この方法にはパソコンなどに関するある程度の知識がなければ、本当に完全にデータが消去されたかどうかが分からないというデメリットがあります。
(2)ハードディスクを物理的に破壊する
ハードディスクを物理的に破壊することは、一番確実にデータを消去することになります。しかし、パソコンなどについてのある程度の知識がなければ、パソコンからハードディスクを取り出す作業が難しいというハードルがあります。
(3)プロのデータ消去専門業者に依頼
以上から考えると、プロのデータ消去専門業者にデータ消去を依頼するのが良いかもしれません。特殊な装置による電磁消去を行う業者もいます。
一方で、個人情報などのリスクのある情報を預けるケースもあるので、セキュリティーがしっかりしていてどのような方法でデータ消去を行うのかをきちんと説明している信頼性の高い専門業者を選ぶべきです。
4.パソコン廃棄の方法
パソコンの捨て方にもいくつか選択肢があるのでご紹介していきます。
(1)リユース専門企業に回収を依頼する
引き取ったパソコンやその分解パーツを分離・整備するなどして製品・資源として再度市場に送り出すビジネスを行っているビジネスが多数あります。無償ではあるものの、製造メーカーや年式を問わず引き取ってくれる上、PCデータの消去も行ってくれます。
とはいえ、ビジネスに関するデータを渡すことになるので、やはり信頼性の高い業者を選ばなければなりません。
(2)パソコン・メーカーに回収を依頼する
PCリサイクル・マークが付いていれば、そのメーカーが無償で引き取りを行うと共に、中のデータの消去も行ってくれます。しかし、メーカーが違うと引き取ってくれませんし、パソコン1台ごとに申請を求められるという手間もあります。
(3)パソコンショップや家電量販店に下取りを依頼する
新たなパソコンを購入する家電量販店などが、廃棄するパソコンを下取りしてくれる場合があります。ただし、下取りしてもらうパソコンのデータ消去の方法などは会社によって異なります。