重要性が高まっているWell-Beingとは? 【オンライン事務代行アウトソーシング・サービス 『ジム楽』ブログ】

経理代行、支払代行などのバックオフィス業務の代行サービスをしています、オンライン事務代行アウトソーシング・サポート「ジム楽」の西本です。

働き方改革や健康経営の推進によって注目されるようになったのが、ウェルビーイング「Well-being」です。
ウェルビーイングは直訳すると、幸福、福利、福祉、健康で安心なこと、満足できる生活状態という意味になります。
今回は、ウェルビーイングが企業に与えるメリットについて記載いたします。

ウェルビーイングとは

1946年に世界保健機関(WHO)が設立され、世界保健機関憲章の一節に記載されことが始まりです。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」
(引用元: 公益社団法人 日本WHO協会-世界保健機関（WHO）憲章とは-)

ウェルビーイングの指標

ギャラップ社が定義したウェルビーイングの構成

1,Career Well-being(キャリア ウェルビーイング)
キャリアウェルビーイングは、企業に自分の能力が適正に評価されキャリアアップしている。
また、プライベートもしっかりと確保されワークライフバランスは維持されているなど、総合的なキャリアの幸福度になります。

2,Social Well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
ソーシャルウェルビーイングは、家族、友人、職場の同僚、上司など自分と関わりのある方々と、信頼や愛情など良好な関係を構築できているなど、人間関係の幸福度になります。

3,Financial Well-being(ファイナンシャル ウェルビーイング)
ファイナンシャルウェルビーイングは、安定した収入や資産を確保管理できている状態で、現在の経済状況に満足し安心して生活をしているなど、経済的な幸福度になります。

4,Physical Well-being(フィジカル ウェルビーイング)
フィジカルウェルビーイングは、身体的・精神的に健康を維持しているか、高い意欲を維持し業務を遂行しているなど、身体的・精神的な幸福度になります。

5,Community Well-being(コミュニティ ウェルビーイング)

コミュニティウェルビーイングは、自身が家族、会社や地域などのコミュニティと深くつながり充実感を得られるなど、コミュニティの幸福度になります。

ウェルビーイングが注目される理由

SDGsの国際目標

SDGsの目標である「Good health and Well-being(すべての人に健康と福祉を)」にもウェルビーイング(Well-being)が含まれており、ウェルビーイングはポストSDGsとも言われています。

働き方改革

働き方改革により、スタッフのライフワークバランスを見直す取組みが行われるようになりました。
近年では、個人の価値観やライフスタイルが多様化しています。そのため、スタッフの労働環境を満たすため、ウェルビーイングが改善項目の基準となっています。

新型コロナの流行

新型コロナの流行により、感染防止による外出の減少、テレワークの導入など日々の生活様式が大きく変化しました。
また、慣れないリモートワークへの移行とコミュニケーションの難しさからストレスを感じる方も増加しています。そのため、心身ともに健康で業務に専念できる環境をつくるため、取組みとしてウェルビーイングの注目が高まっています。

ウェルビーイングのメリット

生産性の向上

スタッフの働きやすい環境がつくられることで、モチベーションが上がる事が期待できます。それにより、スタッフのワークエンゲージメントが向上され業務の質も上がり企業の生産性向上につながります。

離職率の低下

ウェルビーイングの実現に向けた取組をすることで、企業全体の雰囲気が良好になることでスタッフの離職率の低下や優秀な人材確保につながります。

企業価値の向上

ウィルビーイングにより企業価値が向上することで、社外的にもイメージの良い企業として認識されます。

ここまでウェルビーイングについて記載いたしました。
ウェルビーイングは中長期の取組みですが、企業とスタッフの両方に大きなメリットがもたらされます。
また、実現に向けて取組むためにはギャラップ社のウェルビーイングの指標を参考にすることで、企業とスタッフに不足しているものを把握できれば、企業の方針もより鮮明に見えるようになります。

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