アウトソーシングって何?いつから始まったの? 【オンライン事務代行アウトソーシング・サービス 『ジム楽』ブログ】
オンライン事務代行アウトソーシング・サポート「ジム楽」の西本です。
アウトソーシングと「ジム楽」の前にも書いておりますが、近年のビジネスシーンで言葉が一般化してきたのかよく見聞きするようになりました。
そこでアウトソーシングは何を意味しているのか?いつからアウトソーシングが始まったのか?現代社会では?について記載していきます。
Table of Contents
アウトソーシングとは?
アウトソーシング(outsourcing)とは、企業が行う業務の一部を専門的な能力を持った外部機関に業務を委託する事を言います。
アウトソーシングは、業務委託や外注などと呼ぶこともあります。
アウトソーシングに適した業務として、一定期間に集中して忙しくなる業務、定型的なルーティンワーク、月に数回しか発生しない(発生頻度が低い)業務などがあります。
・給与計算業務
・経理代行
・営業・最速に関する業務
・ITインフラの管理・メンテナンスに関る業務
アウトソーシングの始まり
アウトソーシングの始まりと本格的なアウトソーシングのサービスの広がりをアメリカと日本を例として記載します。
アメリカ年代別早見表
〇1960年代
・プリントレイ社が情報処理部門をEDS(システムコンサルティング事業)にアウトソージング
〇1980年代
・ゼネラルモータースが情報システム部門をアウトソーシング
・コダックが情報処理部門をIBM(コンピューター関連のサービス)に委託
※コダックエフェクトとも言われている
・IBMがアウトソーシングに特化した情報サービス
・シカゴ市が駐車場管理をEDSにアウトソージング
・IBMがアウトソーシングに特化した情報サービス系列企業(ISSC)を設立
・GD(ゼネラルダイナミックス)がCSC(コンピュータサイエンスコーポレーション)へアウトソーシング
1980年は、コアビジネスの生産性の高度化など積極的に戦略的理由によるアウトソージングの広がりが始まった年代です。
〇1990年代
・BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)がアンダーセン・コンサルティングに経理部門をアウトソーシング
・IBMが人材派遣会社レノル社にスタッフ人員をアウトソーシング
・コンパックがパソコンの開発・設計を台湾企業に一部アウトソーシング
1990年では、企業の戦略分野へのアウトソージングの時代へと移り変わりました。
日本年代早見表
〇1960年代
・パソコンを自社導入しない中小企業を中心に計算センターへ外部委託する動きがみられた
〇1980年代派遣市場の拡大
・パソコン自社導入が進む
・リモートコンピューティングシステムや通信ネットワークの新サービス開始
・セブン-イレブン・ジャパンが野村総合研究所に情報システム部門をアウトソーシング
・バブル経済による好景気により人手不足が加速、人材派遣に対する需要が高まる
1980年代にはアウトソーシング(派遣市場)が拡大していきます。
〇1990年代
・地価や株価の異常な高騰を抑えるため、政府や日本銀行が金融政策を行う
・サンリオが情報システム部門をアウトソーシング
・ヤマト運輸が情報システム、通信サービス、物流取扱・代行サービスを長崎屋、NTTにアウトソーシング
・1990年代後半パソナグループが広範なアウトソーシングビジネスを開始
1990年代バブルの崩壊により、企業のリストラ、本業回帰の動向などから幅広い分野のアウトソーシングの需要が高まり、アウトソーシングの導入やアウトソーシングビジネスが加速していきました。
アウトソーシングを駆使する現代社会
企業の貴重である社員をより重要な業務につけるために、それ以外の付加価値の低い業務をアウトソーシングする事が一般化し、
事務仕事やサポート業務などを派遣社員に依頼し任せることが普通になりました。
最近では、事務業務だけでなく、企業競争力向上、業務効率、業務品質の向上による企業再構築など、さらなる企業内の価値を出すためにアウトソーシングが活用されています。
しかし、自社のコア業務をアウトソーシングしてしまう事で企業価値を下げてしまう恐れがあります。
そのため、アウトソーシングを活用するにしても、品質の工場、サービスを高める、長期的な企業価値を重視する等の、基本となる方針を決定する必要があります。
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